錠前の種類・名称について

鍵は簡単に取り付けられるものではありません。なぜなら、簡単に取り付けられるということは簡単に取り外すことが出来るからです。
鍵は様々な部品で構成されており、取付けは順序通り行い、ずれなくピッタリとはめこまなければなりません。
日曜大工が得意な方や、手先の器用な方は簡単な錠前なら取り付けられることができるでしょう。しかし、電気配線が必要なものや、複雑で小さな部品も多い高性能なシリンダーなどは鍵屋に任せる必要があります。
まずは簡単な錠前の部品説明をご紹介していきます。
①ドアノブまたはレバーハンドル
手で握って回す撮っての部分です。ノブを回すことでラッチボルトを出し入れさせます。
②サムターン
室内側の鍵を開け閉めするためのツマミの部分です。鍵が閉まっている時は横向きになり、デッドボルトが出ます。
③フロント
ドア横部分に見える縦長のプレートで、ドア内部にある錠ケースと繋がっています。ここからデッドボルトとラッチボルトが出ます。
④デッドボルト(本締)
鍵をかけたりサムターンを回したりすると出てきて、建物側のストライク・受け座の中におさまります。鍵を閉めるためのカンヌキ。
⑤ラッチボルト(仮締)
ドアが風などで開いてしまわないようにする仮締めで、ドアノブ・レバーハンドルを回す事で錠ケースの中におさまります。
⑥ストライク・受け座
建物側の枠に取り付けて、出てきたデットボルトとラッチボルトを受け止めます。
⑦錠ケース(錠箱)
鍵をかけるための仕組み・機構がある部分で、扉の中に納める彫り込み型と、扉に取り付ける面付け型があります。彫り込み型の場合、ドアにはシリンダーしか見えません。面付け型はシリンダーと箱型の錠ケースが見えます。

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